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脳卒中片麻痺、リハビリロボットで歩行自立度改善

2019年3月5日(火)

2019年1月26日に開催された第11回日本ロボット外科学会学術集会のレポートです。

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2019年1月26日に名古屋市で開催された第11回日本ロボット外科学会学術集会で、藤田医科大学の平野哲氏が登壇し、トヨタ自動車と共同研究を進めるリハビリテーションロボットを使った、脳卒中片麻痺患者のリハビリについて紹介をした。通常の装具と比較してリハビリロボットを利用した場合、歩行支援自立度改善効率が1.71倍~1.75倍になった。

藤田医科大学はトヨタ自動車と共同でリハビリロボット「ウェルウォーク」の開発、研究を進めている。ウェルウォークは下肢機能回復に向けたリハビリ機器で、転倒防止ハーネスで身体を支え、「ロボット脚」を脚に装着することで安全に歩行訓練を行う。

平野氏は、脳卒中後片麻痺の患者のリハビリ結果について、通常の装具を着けた患者と、ウェルウォークを利用した患者とで比較を行い、歩行自立度改善効率がウェルウォーク利用の方が有意に大きかったことを示した。さらに、退院時の自立度についても、屋外歩行自立が可能になった患者の割合が2倍に増えたと結果を紹介した。

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リハビリロボット「ウェルウオーク」(2017年4月に撮影)

長倉克枝

長倉克枝 m3.com編集部