2019年1月26日に開催された第11回日本ロボット外科学会学術集会のレポートです。
2019年1月26日に名古屋市で開催された第11回日本ロボット外科学会学術集会で、株式会社メディカロイドの田中博文氏が登壇し、2019年度中の販売開始を目指して開発を進める国産手術支援ロボットについて紹介した。
現在国内で承認されており、利用できる手術支援ロボットは米国製の「ダビンチ」のみだ。同社では、「ダビンチ」のような手術支援ロボットの開発を国産で進めている。特徴は、ロボット全体で人の身体と同等と、コンパクトなサイズにしたこと。また、ロボットアームの動きの制御を工夫し、アームの肘の張り出しを小さくしたまま、先端については任意の動作範囲を可能としている。
医療機器総合機構(PMDA)の承認を得次第、2019年度内にも発売したいとして、田中氏は販売後のメンテナンス、モニタリング、教育・トレーニングなどのサービスも併せて紹介した。
長倉克枝 m3.com編集部