脳梗塞・くも膜下出血のリアルタイム手術支援AIの開発を目指しているiMed Technologies(東京都文京区)は、このほど第三者割当増資により1.7億円の資金調達を行ったと発表した。得られた資金でAIの開発、実用化を加速させる。
2019年4月設立の同社は、脳神経外科医であり臨床で手術に従事してきた専門医の河野健一氏と、経営共創基盤(IGPI)でIT・ヘルスケア・製造業に対する戦略コンサルティング、M&Aアドバイザリーやスタートアップ投資に従事してきた金子素久氏が共同で設立した医療ベンチャー。河野氏の経験をもとに、脳血管手術の際に動画でリアルタイムに手術支援を行えるAIの開発を行なっている。
設立以来、東大IPC 1stRoundやNVIDIA Inception Program、NEDOの「NEDO Entrepreneurs Program(NEP)」に採択されるなどの支援を受けてきたが、今回はSBIインベストメント運営のファンド、グロービス経営大学院(G-GROWTHファンド)、三井住友海上キャピタル運営ファンドを引受先として1.7億円の資金調達を行った。同社ではこの資金を活用し事業を加速させるとしている。
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