3Dプリントによる医療機器の製造販売を行うジャパン・メディカル・カンパニーは4月30日、感染防護に必須な医療用フェイスシールドの製作を迅速に行い、約1万個のフェイスシールドを提供するための支援金を募るクラウンドファンディングを開始したと発表した。今後、クラスターが発生している病院や重症患者を多数受け入れている病院等を優先して提供していく予定だという。
同社は4月13日より医療用フェイスシールドの製作を開始し、医療現場に試作品を無償提供している。その結果、4月28日時点で、1200を超える医療機関から合計1万個の提供リクエストが届いたという。この結果を受けて同社は、より多くの医療現場にフェイスシールドを無償提供するための支援金を募るクラウドファンディングを4月29日から開始した。
支援金は、より多くの医療現場にフェイスシールドを無償提供するための「材料費」や、迅速に医療現場へ製品を届けるための「仕上げ・梱包・配送費」などに活用予定だという。5月には、週1500個(月6000個)の製造体制を整え、順次、クラスターが発生している病院や重症患者を多数受け入れている病院等を優先して提供する予定。
支援は以下のリンクから行える。 新型コロナと闘う医療現場に、1つでも多くのフェイスシールドを
宮内 諭 m3.com編集部