※定員に達したため申し込みを締め切りました。キャンセル待ちでのご登録になります。
医師の過重労働や医療の質の向上など、医療の課題解決に向けAI(人工知能)・ICTの利活用が期待されています。診断支援等でAIの研究開発が進む一方で、臨床現場への実装には多くの課題があります。
本セミナーシリーズでは、臨床現場での実装を進めるため、AI・ICT利活用の現状の情報共有、課題の整理等を通じて、医師ら医療従事者、開発者、利用者、政策関係者らステークホルダーの交流をはかってきました。今回のシンポジウム「医療AIの臨床への実装とトラスト」では、医療現場でのAIの開発・実装を進める医師らを講師にお招きし、現状と課題についてお伺いし、今後どのように実装されていくのか、政策関与者も含めて議論を行います。
※参加無料
※後日お送りするメールをもって、ご参加が確定いたします。フォーム入力だけではご参加は確定になりませんのでご注意くださいませ。
日程 2019年6月15日(土)14:00~18:00
場所 東京大学国際学術総合研究棟4F SMBCアカデミアホール
対象 医師ら医療従事者、開発者、政策関与者、医療機器関係者など
定員 100名
14:00~14:05 趣旨説明
14:05~14:20 「医療AIシステムに関する議論の基盤となる医療AIのタイプ分類」(江間有沙氏)
14:20~14:50 講演①原聖吾氏「医療系ベンチャーのAIの取り組み」
14:50~15:20 講演②岸本泰士郎氏「精神科におけるAI活用の取り組み」
15:20~15:30 休憩
15:30~16:00 講演③多田智裕氏「消化器内視鏡診断支援の取り組み」
16:00~16:30 講演④田中聖人氏「日本消化器内視鏡学会におけるAIの取り組み」
16:30~16:40 休憩
16:40~17:50 パネルディスカッション「臨床へのAI実装には何が必要か?」
ディスカッサント:原聖吾氏、岸本泰士郎氏、多田智裕氏、田中聖人氏、羽鳥裕氏、
江浪武志氏、江間有沙氏、藤田卓仙氏、司会:長倉克枝
17:50〜18:00 クロージング
東京大学未来ビジョン研究センター、慶應義塾大学メディカルAIセンター、エムスリー株式会社m3.com編集部
理化学研究所革新知能統合研究センター、日本ディープラーニング協会(JDLA)、世界経済フォーラム第四次産業革命日本センター(C4IRJ)
原聖吾(はら・せいご)
株式会社MICIN代表取締役CEO
研修医として国立国際医療センターに勤務後、日本医療政策機構で政策の立案に携わる。米スタンフォード大学への留学を経てマッキンゼーに入社。厚生労働省「保健医療2035」事務局にて、2035年の日本における医療政策についての提言策定に従事した。横浜市立大学医学部非常勤講師。東京大学医学部卒、スタンフォードMBA。
岸本泰士郎(きしもと・たいしろう)
慶應義塾大学医学部専任講師
2000年に慶應義塾大学医学部卒業。精神科医・医学博士。国家公務員共済組合連合会立川病院、医療法人財団厚生協会大泉病院を経て、2009年よりThe Zucker Hillside Hospitalに留学。2012年Hofstra Northwell School of Medicine, Assistant Professor of Psychiatryに就任。2013年より慶應義塾大学医学部専任講師に就任、現在に至る。日本神経精神薬理学会評議員、日本臨床精神神経薬理学会評議員、日本遠隔医療学会理事等。精神科領域における情報工学等、他領域の技術の活用に積極的で、厚生労働省保健医療分野におけるAI活用推進懇談会構成員なども務める。
多田智裕(ただ・ともひろ)
ただともひろ胃腸肛門科院長、AIメディカルサービス代表取締役会長・CEO
1971年生まれ。東京大学医学部ならびに大学院卒。東京大学医学部付属病院、虎ノ門病院、多摩老人医療センター、三楽病院、日立戸塚総合病院、東葛辻仲病院などで勤務。2006年にただともひろ胃腸科肛門科を開業し院長就任。2012年より東京大学医学部大腸肛門外科学講座客員講師。浦和医師会胃がん検診読影委員。日本外科学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本消化器病学会専門医、日本大腸肛門病学会専門医。『行列のできる 患者に優しい“無痛”大腸内視鏡挿入法』など著書複数。
田中聖人(たなか・きよひと)
京都第二赤十字病院 内科科部長 / 院長補佐
1990年京都府立医科大学卒。2007年京都第二赤十字病院消化器科副部長、2011年同医療情報室長を経て、17年より現職。専門領域は胆膵内視鏡・医療情報。日本消化器内視鏡学会特別理事長補佐、評議員・指導医、日本消化器病学会評議員・指導医、京都府立医科大学臨床教授、医療トレーサビリティ協議会政策提言部会長。
羽鳥裕(はとり・ゆたか)
日本医師会常任理事、はとりクリニック院長
1948年石川県生まれ。73年早大建築学科卒。78年横浜市大医学部卒。神奈川県立成人病センター、横浜市立港湾病院(現みなと赤十字病院)を経て88年川崎市にはとりクリニック開設。2014年より日本医師会常任理事。
江浪武志(えなみ・たけし)
厚生労働省大臣官房厚生科学課医療イノベーション企画官
厚生労働省健康局健康課予防接種室長等を経て、2018年より現職。現在、厚生労働省の健康医療介護分野におけるAI開発の推進に関する施策のとりまとめ等を担当。
江間有沙(えま・ありさ)
東京大学未来ビジョン研究センター特任講師/国立研究開発法人理化学研究所革新知能統合研究センター客員研究員
2012年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。京都大学白眉センター特定助教、東京大学教養学部附属教養教育高度化機構、同大学政策ビジョン研究センターを経て現職。日本ディープラーニング協会理事/公共政策委員会委員長、人工知能学会倫理委員会副委員長。人工知能の倫理やガバナンスについてを研究テーマとしている。著書に『AI社会の歩き方-人工知能とどう付き合うか』(化学同人)など。専門は科学技術社会論(STS)。
藤田卓仙(ふじた・たかのり)
世界経済フォーラム第四次産業革命日本センター ヘルスケア・データ政策プロジェクト長
2006年、東京大学医学部卒業。慶應義塾大学メディカルAIセンター、慶應義塾大学イノベーション推進本部とも兼任。医療政策学、医事法学、医療経済学、医療情報学の観点から、学際的な研究を行う。健康医療情報のプラットフォーム化と情報の利活用、大学医学部における産学官連携、地域包括ケアシステム・在宅医療における法政策、医療事故と専門職の責任、ヘルスケアにおける広告表示規制、医療等個人情報保護法制、医学領域における知的財産権などを研究テーマとしている。