長野県茅野市は14日の市議会全員協議会で、同市の諏訪中央病院敷地内に設置を検討している「発熱外来」(仮称)について、設置された場合は新型コロナウイルス感染防止のためオンライン診療を導入する方針を明らかにした。
これまで茅野市を含む諏訪保健所管内では11人の新型コロナウイルス感染者が発生し、いずれもすでに退院している。長野県内では6月19日以来長く新規感染者は出ていなかったが、7月12日、13日と約3週間ぶりに新規感染者が判明。首都圏からの再度の感染拡大が懸念されている。
市では、具体的な内容は検討中ではあるものの、今後に備え市が参加する組合が運営する諏訪中央病院に「発熱外来」を設置し、同時にオンライン診療の導入を検討していることを明らかにした。具体的には、同病院の駐車場の一角にプレハブで建設・設置を予定しており、感染疑い者をそちらへ案内し、モニター越しに問診することを想定している。市地域戦略課によると、顔色が画面を通じて確認できるよう、高精細4K映像を活用することなども検討している。物理的に距離を置くことで医療従事者の感染リスクを最小化する考えで、必要があればPCR検査の検体採取も行う方針。
いわゆる「発熱外来」は、全国においても民間のクリニックや中規模の病院などで設置している事例がみられるが、自治体が運営する病院での導入事例は多くない。
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